心臓弁膜症について著作した本が出版されました【SHDインターベンションコンプリートガイド】

  • 2019.07.28
こんにちは、中央区日本橋人形町で内科・循環器内科を診ております東京心臓血管・内科クリニック院長の柴山です。 この度、医学書院から『SHD インターベンション コンプリートガイド』が出版されました。私はこの本の、「 心臓弁膜症:僧帽弁閉鎖不全 」の「病態生理とマネジメント」というパートを担当しており、心臓弁膜症の一つである僧帽弁閉鎖不全症の原因や機序など、心臓弁膜症の治療をするうえで知らなければならない基礎知識を記載しております。 そもそも「SHD」という言葉自体が聞きなれな...

中高年の成人が運動を継続することは長寿に関連【運動 = 心血管死リスク低減】

  • 2019.07.27
こんにちは、中央区日本橋人形町で内科・循環器内科を診ております「東京心臓血管・内科クリニック」院長の柴山です。 世界保健機関(WHO) から推奨されている最少量の運動を毎週行う中高年以上の成人は、 たとえ若い時に不活発であっても、不活発な 中高年の成人よりも長生きをする可能性があることが、英国の大規模研究(Cancer and Nutrition-Norfolk study)から報告されました。(BMJ 2019; 365 doi: htt...

心臓の病気【循環器疾患:冠動脈疾患・不整脈・心臓弁膜症・心筋症】

  • 2019.07.11
こんにちは、東京中央区で循環器内科・内科を診ております、東京心臓血管・内科クリニック院長 柴山です。今回は、心臓の病気(心疾患)がどの程度日本人の生活に影響しているか、厚労省から毎年発表されている「人口動態統計」を基に考えてみます。 2018年に発表された日本人の死因の第1位は「悪性新生物(癌)」、第2位は「心疾患」、第3位は「脳血管疾患」でした。第1位の悪性新生物は肺癌や膵臓癌など各臓器の癌を全て合わせたものになります。しかし、心疾患(心臓の病気)は単一臓器によるものです。単一臓器によ...

心エコーについて講演して来ました【埼玉県臨床工学技士会 × 心エコー】

  • 2019.07.11
こんにちは、日本橋人形町にあります東京心臓血管・内科クリニック院長 柴山です。 先日、埼玉県臨床工学技士会様より心エコーに関する講演のご依頼をいただき、さいたま市 ソニックシティでお話しをしてきました。 心エコーとは、超音波をもちいて心臓の形態や機能を評価する画像診断法です。ほとんど侵襲はなく、即時性とコストパフォーマンスが非常に高い特徴があります。そのため、心臓や血管の病気をみる循環器診療では最も重要な検査の一つです。心エコー検査は、その医療施設の循環器診療の質を映す鏡...

心臓弁膜症と言われたら?【心エコー専門医(超音波専門医[循環器領域])の重要性】

  • 2019.06.25
みなさんは、「心臓弁膜症」あるいは「弁膜症」という言葉をご存知でしょうか?もしかしたら、健康診断で心雑音の指摘をされて疑われたり、実際に病院で診断されたりしたことで「心臓弁膜症」という言葉を知っている方もいらっしゃるかもしれません。なぜこのようなことから書くかというと、心臓弁膜症は一般の方にとって馴染みが薄く、普通に生活をしていてもその名前を聞く機会が少ないからです。 関連記事:「心臓弁膜症」と言われたら読む本 1. 心臓弁膜症という名前 心臓弁膜症という名前を初めて...
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