忘年会・新年会をヘルシーに!
- 2025.12.22

最近は夜の宴会も少しずつ増えてきましたね。特に年末年始は増えますね!昔と違って、飲み会のスタイルもスマートに進化しています。それでも久しぶりだとペースが分からずついついということも有るかもしれません。そこで今日は心臓に負担をかけない飲み方 3つのコツを紹介します。
コツ① 飲み過ぎない
お酒は適量ならリラックス効果がありますが、飲み過ぎると 脈が増える 血圧が上がる 脱水になる(飲んでるのに!)、そして不整脈が増えます。そこで目安は、1日あたりビール中瓶1本、日本酒1合程度まで。(そんなにがっかりしないで!)
忘年会だからといって、「今日は特別だから」とその何倍も飲んでしまうと、特に中年以降の心臓にはかなりの負担になります。
コツ② 塩分控えめ
塩分1グラムは水分を300ml貯めることを忘れないでください。その結果、心臓は「多すぎる水分・血液」を全身に送り出すために、さらに頑張らなければならず、へとへとになります。
居酒屋の人気メニューは
• から揚げ、ポテトフライ
• ソーセージ、ベーコン
• ラーメン、締めのうどん など
医師のオススメメニューは
• サラダや野菜メニュー推奨
• 塩分少なめ・薄味推奨
• 締めのラーメンとうどん、いつもはやめて、スープを残す
翌朝の体重チェックも大切で、前日より2kg以上増えている・足がむくんで靴下の跡がくっきり残るような場合は、要注意サインです。
コツ③ 「いつもと違う」は無理しない
飲み会の帰り道や翌日、いつもと違う「ドキドキ」「バクバク」「はあはあ」は心臓がヘトヘトなサインかもしれません。また、グーッと胸が痛んだら狭心症かもしれません。
以下のサインは特に危ない症状はこれです。居酒屋のトイレにもはっておいてほしいです。
• 強い胸の痛み・締めつけ感
• 冷や汗、顔面蒼白
• ひどい息苦しさ
• 意識が遠のく感じ、ふらつき
またこちらも覚えておいた方がよい症状です。
• 飲み会のたびに動悸がひどくなる
• むくみ・体重増加が続く
• 階段や坂道が前よりつらい
こんなときは、一度心臓のチェックをしておくと安心です。
忘年会・新年会は、仕事仲間や家族と大切な時間を過ごす場でもあります。楽しむこと自体が悪いわけではなく、自分の体に目を向ける大事な時でもあるのです。
人形町でも南行徳でも、心臓の相談ができます
当院では、 人形町エリアと南行徳エリアの両方で循環器診療を行っているため、
• お仕事で都心に出ている平日は人形町で
• ご自宅・ご家族に近い休日は南行徳で
というように、生活スタイルに合わせて受診する場所を選んでいただけます。
動悸・息切れ・むくみなどが気になる方には、
• 心電図
• 心エコー図検査
• 24時間ホルター心電図検査
などを組み合わせて、心臓の状態を丁寧に評価します。
「飲み会のあとから調子が今ひとつ」「年末になると体がきつい」という方は、 人形町でも南行徳でも、お近くのクリニックで構いません。
大切な一年の終わりと始まりを安心して迎えられるよう、どうぞ無理のない形でご相談ください。
文責:渡辺 弘之