こんなことで受診していいの?~受診に迷ったら~
- 2026.06.10
目次
こんにちは、東京心臓血管・内科クリニック 南行徳本院の看護師です。
みなさん、クリニックをはじめて受診しようと思ったとき、このように迷うことはありませんか?

「こんなことでクリニックに行ってもいいのかな?」
「検査って怖そう…」
「何を聞けばいいかわからない」
初めての受診や検査の前に、そんな不安を感じる方は少なくありません。
クリニックナースとして、皆さまに知っていただきたいことをお伝えします。
「こんなことで受診していいの?」── 結論、受診して大丈夫です
胸の症状・動悸・息切れ・むくみがある方、健康診断で異常を指摘された方は、「これくらいで」と様子を見ず、受診して大丈夫です。
循環器の症状は自分では判断が難しく、「もう少し様子を見よう」とためらっているうちに進行することもあります。気になる症状や不安があるときに相談することは、ご自身の健康と向き合う大切な一歩です。
循環器内科を受診する目安は?こんな症状はご相談ください
次のような症状・きっかけがある方は、循環器の受診をおすすめします。
• 胸が苦しい・痛い・締めつけられる感じがある
• 動悸がする、脈が乱れる・飛ぶ感じがする
• 階段や坂道で以前より息が切れる
• 足や顔がむくむ、体重が急に増えた
• めまい・立ちくらみ・失神したことがある
• 健康診断で心電図・血圧・心雑音などの異常を指摘された
強い胸の痛みが続く、冷や汗を伴う、意識が遠のくなどの場合は緊急性があります。ためらわず救急(119番)も検討してください。
検査は「病気を見つけるため」だけのものではありません
循環器の検査には、心電図・心エコー・ホルター心電図などさまざまなものがあります。専門的な検査が多く、「結果を見てもよく分からない」「自分の心臓は大丈夫かな」と不安になる方もいます。
ですが、検査は“病気を見つけること”だけが目的ではありません。
異常がないことを確認し、これからも安心して生活するための材料を得ることも、大切な結果のひとつです。検査結果は良い・悪いを判定するためのものではなく、ご自身の身体の状態を知るための情報だとお考えください。
生活習慣病は「症状がないうち」の気づきが大切です
高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病は、自覚症状がほとんどないまま進行することがあります。
そのため「特に困っていないから大丈夫」と思っていても、検査をしてみると治療や生活習慣の見直しが必要なことがあります。
もしサインが見つかっても早い段階で気づければ、適切な治療や生活習慣の改善によって将来のリスクを減らせる可能性があります。早めの一歩がいちばんの近道です。
「怒られるかも…」と心配しなくて大丈夫です

生活習慣病で通院中の方の中には、受診前にこんな不安を抱く方がいます。
• 「血圧が下がっていないから怒られるかも」
• 「体重が増えてしまった」
• 「薬を飲み忘れてしまった」
でも私たちは、患者さんを責めるためではなく、一緒に健康を考えるためにいます。
うまくいかなかったことも、次の一手を考える大切な情報です。無理なく続けられる方法を一緒に見つけていくことも、医療の役割だと考えています。
受診・ご相談
「こんなこと聞いていいのかな」と思うようなことでも大丈夫です。
わからないこと・不安なことは、どんな小さなことでも、何度でもご質問ください。
東京心臓血管・内科クリニックでは、超音波専門医による診察と、看護師・検査技師によるサポート体制で、皆さまの受診をお迎えしています。
よくある質問(FAQ)
Q. こんな軽い症状で循環器内科を受診してもいいですか?
A. はい、大丈夫です。胸の症状・動悸・息切れ・むくみ・健診異常などは、自己判断が難しいため、軽く感じても受診をおすすめします。
Q. 胸の苦しさや動悸は何科を受診すればいいですか?
A. 循環器内科が適しています。心臓や血管に関する症状を専門的に診察・検査します。
Q. 健康診断の心電図で異常を指摘されました。どうすればいいですか?
A. 指摘内容を持って、循環器内科の受診をおすすめします。心エコーなどの精密検査で詳しく確認できます。
Q. 検査結果が悪いと怒られますか?
A. いいえ。決して怒られることはありません。私たちは責めるためではなく、一緒に対策を考えるためにいます。安心してご相談ください。
Q. 受診のときに何を伝えればいいですか?
A. いつから・どんなときに・どんな症状が出るか、そして何を知りたいかをお伝えください。もしお薬手帳や健診結果があればお持ちください。たとえうまく言えなくても、看護師が一緒に整理します。
この記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療を保証するものではありません。症状や受診の必要性は個人差があるため、詳しくは医師にご相談ください。
「看護師だより」シリーズ ── 次回(第2弾)は「受診当日の流れ・持ち物・準備しておくと安心なこと」を予定しています。
執筆:東京心臓血管・内科クリニック 看護師/監修:渡辺弘之 南行徳院長(超音波専門医)
最終更新:2026年6月8日